「成功法則オタクは、成功法則を学ぶのに忙しく、実践する暇がない。」

日本一のマーケッターである神田昌典さんの言葉です。

僕も思い当たる節がありますが、大概の人は、
まずは本で学んだりセミナーに参加したりします。

その時にはモチベーションがあがっているので
「これはすごい!」と盛り上がるわけですが、
数日たつとそのモチベーションがどこかに行ってしまいます。

そうすると、
「いや、もっといい方法があるのではないか?」

と言って次の方法に手を出す。
そしてしばらくするとまた次の方法を試す。

この繰り返し。

結局学ぶばかりで、実践が伴わないわけで、
その方法が自分に合っているのか、正しい方法なのかがわからないまま
ノウハウコレクターとなってしまうのです。

よく、「知っていることと、できることとは違う」と言われます。

つまり知識ばかり増えるが、やってみるとできないわけです。

松下幸之助さんの著書にこんな言葉が書かれていました。

・知識とは、教えてもらえるもの。

・知恵とは、自分で会得するもの。

知識を得たならそれを実行することで、知恵となるわけです。

成功したことだけでなく、失敗したこともすべて経験することで
自分の知恵となります。

成功法則は、本屋に行けばいくらでも手に入れることができます。

しかし、それを読んだ人の中で実際に行動する人はほんの僅か。

自己啓発セミナーに行っても同じで、行動して成功する人は、
参加者の3%もいないとさえいわれています。

知識を教えてもらって満足してしまい、できるような気になってしまっている。

実際に行動して、自分で会得するまでやり切っていないわけです。

悲しいかな、人は直線的に進みたがりますが、

どうしても直線的に無駄が無いように進みたくなるわけです。

今までを思い出してみてほしいのですが、
ストレートにうまくいったことはないはずです。

あっちにぶつかりこっちにぶつかりながら気が付いたらできていた。

といった感覚のもののほうが多かったはずです。

大事なことは、成功法則を学ぶのはほどほどにして
目の前にあることを一生懸命にやること。

実践して、知識を知恵に変えていくことこそが
目標達成への一番の近道ではないでしょうか。